CONTENT コンテンツ

空き家を相続する事になったら

空き家を相続する事になったら


近年、空き家問題が深刻化しており、空き家を所有している方や空き家を相続する事になって
しまった方にとっても大きな問題です。

空き家を相続した方には管理義務があります。
固定資産税の支払等維持費もかかってしまいます。
空き家を相続してどの様に活用していけばいいのか悩んでいる方、
将来空き家を相続される方は早めに考えておくとよいでしょう。

空き家を放置をしていると…

管理せず放置しているとカビ、害虫、害獣等が住み着き
害虫や害獣が周囲を荒らしてしまい、近隣住民とトラブルに発展してしまう恐れもあります。
そして、長い年月管理されずに放置された家は劣化が進み柱などが痛むと倒壊の恐れもあります。
万が一、家が倒壊し人や車、建物へ被害が出ると管理責任を問われ損害賠償請求をされる可能性も有ります。
空き家に不審者が住み着き、放火の誘発や、監禁、違法なものの取引等犯罪の拠点として利用されるケースもあります。

相続放棄できるのか???

相続放棄(※1)とは、相続する権利を全て放棄する事です。
ただし、相続放棄した場合、空き家だけではなく、現金、預貯金、土地、有価証券、貴金属などがあれば
それも全て放棄することになりますので、しっかりと見極める事が必要です。

(※1)相続放棄を行うには相続開始を知った日から3カ月以内に家庭裁判所で手続きを行う事が決められています。

相続人全員が相続放棄すると、財産は最終的に国庫に帰属します。
ただし、相続財産管理人が選任されるまでの間は財産の管理義務があるので、
相続財産管理人が決まるまでは、相続人だった方が空き家の管理を行う必要があります。
相続放棄したからといって、すぐに財産と関係がなくなるわけではありません。

空き家の相続放棄には様々な手続きがあり面倒も多いです。
ですので、売却をする事も一つの手段です。
ざっくりと売却の大まかな流れは

ステップ1 家の売却相場を調べ査定依頼
ステップ2 媒介契約を結ぶ。販売価格・期間を決める
ステップ3 販売活動・内覧を行う
ステップ4 売買契約・引渡し
ステップ5 売却の翌年に確定申告

最初のステップでは、
物件の周辺相場を調べ、いくらくらいで売れるか目安を知っておくと良いでしょう。
いくつかの不動産会社に査定を依頼します。
電話査定やインターネット査定だけでは完全な査定とはならないため、現地まで来てくれる会社を選ぶと良いでしょう。

ステップ2では
不動産会社の査定結果から、売却を任せたい不動産会社を決めたら“媒介契約”を結びます。
媒介契約を交わすことで、空き家を購入してくれる買主を不動産会社が探してくれます。
そしていくらで販売するかを決めます。相場やプロの意見も考慮して価格を決めることで、
買主が早く見つかったり、値引きせず希望価格で売れる事もあります。
もちろんご自身の希望売却価格も考え、不動産会社に伝えましょう。

ステップ3では
売り出し価格が決まると不動産会社はホームページ、チラシ配布
店舗に来店されるお客様へ物件のご提案等、、販売活動を行います。
 内覧を希望される方にいつでも対応できるよう準備も大切です。
少しでも良い印象をあたえられるかも売却への一歩です。

ステップ4では
購入者があらわれたら、売却価格などについて交渉が始まります
例えば、買主側からの値引き交渉です。
どこまで対応できるか不動産会社とよく話あっておきましょう。
無事に交渉が成立したら契約を行い買主からお金を受け取り、
不動産会社に手数料の支払いをして、物件を引渡すと完了です。

ステップ5
確定申告
引き渡しと決済を終えると、最後に確定申告をします。
空き家の売却は、譲渡所得控除の“特例”があります。
最大で3,000万円までは控除を受けれます。

空き家を相続する事になったらまずはお気軽にご相談下さい。
地元ホームでは地域密着、お客様に密着して不動産の事は可能な限りご要望にお応えいたしますので
お気軽にお問い合わせください。