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団体信用生命保険(団信)とは?

団体信用生命保険(団信)とは?

マイホームを購入される方の多くは住宅ローンを組んで購入されます。
万が一、返済の途中で、返済者の方が死亡や不慮の事故などで高度障害になってしまった場合に、保険金で残りの住宅ローンが返済されるという、いざという時にとても助かる保険です。

団信保険の種類と保障内容

団信保険は、返済者に万が一の事態が起きてしまった際に保障してくれる保険です。
金融機関のよって様々な種類があり、保障内容も違います。
それぞれの特徴をおおまかにでも知っておくと契約時に選びやすくなります。
代表的なもの3つを紹介します。

通常の団信(特約なし)

死亡、高度障害になった場合に保険金が支払われます。

がん保障付団信

通常の団信保険にがん保障が付いたものです。
所定のがんにかかり、医師の診断によって確定されると保険金が支払われます。
ただし、保証開始前にがんと診断されている場合や、保証開始日を含めて90日以内にがんと診断され確定した場合は、対象外になります。

八大疾病保障付団信

通常の団信に八大疾病保障が付いたものです。
がん、心疾患、脳血管疾患、高血圧疾患、糖尿病、肝疾患、腎疾患、慢性膵炎といった病気を発症し、
所定の就業不能状態になった場合に保険金が支払われます。

加入する際に気を付けたい事

免責をしっかり確認する事

団信に限らずですが免責事項はしっかり確認しておく必要があります。
例えば、
告知事項に誤りがあった
被保険者の故意によって高度障害になった
加入後、短期間での自殺
など、ほんの一部ですが、これらの免責事項に該当すれば保険金の支払いは行われません

加入したくてもできない事も

金融機関では団信の加入がほぼ必須条件です。
生命保険に入るときの様に、告知と審査があります。健康状態が悪いと団信の加入が断れる事も、そうなれば、住宅ローンが利用できなくなります。
その場合は、団信が必須条件でないフラット35が選べますが、
返済者が死亡または高度障害となると、残されたご家族に住宅ローンの債務が残ってしまいます。

団信のへ加入後は契約内容の変更はできません

特約の追加や、解除は変更できないので、加入前にはしっかりと自身に合っているか検討しておきましょう。
また、住宅ローンの返済途中で借り換えを行う事もあるでしょう。この場合は、これまで契約していた団信は借り換えをおこなった時点で契約が終わります。
借り換え先の金融機関で新たな団信に加入する事になります。
当初住宅ローンを組んだ時より年齢も上がているので健康状態に変化がある場合、新たに団信に加入できない事もあるので気を付ける必要があります。
団信に加入できなかった場合は住宅ローンの借り換えはできなくなります。

所得税控除の対象外です

生命保険は所得控除の対象で、確定申告によって税金が戻ってくるケースもあります。
控除に該当する、生命保険は
”保険金受取人を保険料の払い込みをする人、または配偶者その他親族とするもの”
と定められており、団信の場合は保険金の受け取りが金融機関なので控除の対象外になります。

保険料の仕組みと支払い方

団信の保険料は一般的な生命保険とは違い住宅ローンの金利に保険料を上乗せします。
保障が手厚いプランを選ぶと当然保険料も高いので、上乗せする金利も多くなります。
金融機関によっては住宅ローンとは別で、一括で保険料を支払うケースもあります。

まとめ

万が一に備えて団信に加入しているといざという時に安心です。
加入する際にはしっかり保障内容や免責事項も確認し、慎重に検討してみてください。
地元ホームでは、提携している金融機関のご紹介もしています。
聞きたい事、不安な事があれば、ご遠慮なくご相談ください。