住宅ローンが払えない要因

住宅ローンを組む時に金融機関の審査が必ずあり、【完済できる】と納得したうえで契約をしたはずです。
しかし、想定外のことが起こり住宅ローンが払えなくなる事は誰にでも起こりえます。

●新型コロナウイルスの影響で収入が減ってしまった●収入が年々上がっていくだろと思っていた…
住宅ローンの融資金額は、契約時の収入が安定的に得られること・上がることを前提に設定されています。
収入が減少した場合、住宅ローンの返済計画が狂ってしまいます。
現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入減や失業に直面した人が増えています。
職場の業績が悪化し解雇された人、今はまだ返済できているがボーナスがが減る可能性があるので返済が厳しいという人、
罹患して仕事ができず収入が大幅に減ってしまった人、勤務先が業績不振で倒産し失職した人。
感染症の蔓延や自然災害なども収入減少の大きな要因となっています。　

●教育費や介護費など想定以上の支出の増加の為
ある程度は将来のことを考えていても、予期せぬ急な出費出来てきて
住宅ローンの返済が負担となってきて、返済が遅れたり滞ってしまったりしてしまう恐れがあります。
支出の中でもお子様がいる家庭では子供の人数分の教育費が大きな支出です。
コツコツ資金を準備していたとしても、私学に行くことを希望した、塾の月々の支払い春夏秋冬の講習代、思ってた以上にお金が掛かります。
他にも、家族の病気、けがによる入院通院、親の介護費用などによる出費
そして変動金利で契約している場合、利率が上がり月々の返済額が増えてしまうことがあります。

●定年退職した後も続く住宅ローン
晩婚化で家を購入するタイミングが遅くなり、定年までに住宅ローンの支払いが終わらないという事もあるようです
当初は退職金で完済しようと計画していたが想定より退職金が少なかった、
住宅ローンの他にかかる固定資産税やマンションの管理費・修繕管理費などの固定費の負担により
住宅ローンの返済が遅れてしまう事もなくはありません。

住宅ローンが払えないとどうなる？

住宅ローンを滞納してしまうと、通常は債権者が担保不動産の競売を申し立ててしまうことになります。
債権者は裁判所を通じて強制的に住まいなどの不動産を売り、
その売却代金から残った住宅ローン債権を回収する“競売手続き”を行います。
競売になった場合、強制退去を命じられ家を追い出されしまい、近所に知られたりすることになってしまいます。
こちらの意思とはまったく関係なく売りに出され、融通などは聞いてくれません。

住宅ローンの延滞が続くと遅延損害金が発生して、ローン返済額がさらに増加してしまう可能性もあります。
また、家を売却しなければいけない可能性が出てきます。
競売で住宅を売却することになった場合、住宅の売却価格が住宅ローン残高を上回ればローンは完済できます。
しかし、売却価格がローン残高を下回った時は、手元資金でなんとか一括返済しなければなりません。
連帯保証人がいる場合は、連帯保証人にローンの返済を求められてしまいます。

そうなる前に地元ホームへご相談ください
ゆっくり時間をかけてお話を聞き、一緒に解決策を考えていきましょう。